【12月15日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のニューオーリンズ・ホーネッツ(New Orleans Hornets)は14日、ドラフト指名権を含めた交換トレードでガードのクリス・ポール(Chris Paul)をロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)に放出したと発表した。

 ホーネッツは見返りとして、昨シーズン1試合平均22.3得点を記録したガードのエリック・ゴードン(Eric Gordon)、同平均12.4得点、7リバウンドを記録したセンターのクリス・ケイマン(Chris Kaman)、フォワードのアル・ファルーク・アミヌ(Al-Farouq Aminu)、ドラフト1巡目指名権を獲得した。一方、クリッパーズはポールのほかにドラフト2巡目指名権2つを獲得している。

 これまでオールスターに4回選出され、2010-11シーズンに1試合平均15.8得点、9.8アシストを記録しているポールは、クリッパーズで同平均22.5得点、12.1リバウンドを記録したブレイク・グリフィン(Blake Griffin)とタッグを組むことになる。

 ホーネッツは現在リーグが所有しているため、トレード成立にはNBAコミッショナーのデビッド・スターン(David Stern)氏の承認が必要だった。

 ホーネッツのデンプスGMは8日、ポールをロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に放出し、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)はレイカーズからパウ・ガソル(Pau Gasol)を、ホーネッツはレイカーズからラマー・オドム(Lamar Odom)、ロケッツからルイス・スコラ(Luis Scola)、ケビン・マーティン(Kevin Martin)、ゴラン・ドラギッチ(Goran Dragic)、ドラフト1巡目指名権を獲得する三角トレードを成立させていたが、スターン氏の承認を得られずトレードは破談となっていた。(c)AFP