【10月5日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は4日、クラブのオーナー側とNBA選手協会(NBA Players Association)側との新たな労使協定の交渉が決裂したため、オープン戦の全114試合を中止すると発表した。

 これまでの労使協定の期限切れを受けてロックアウト(施設封鎖)が7月1日に開始されてから、金銭面での意見の相違は96日間続き、この日4時間以上に渡って行われた交渉も物別れに終わった。

 NBAコミッショナーのデビッド・スターン(David Stern)氏は、10日までにロックアウトが解決しなければ、11月1日開幕予定のレギュラーシーズンのうち、最初の2週間の試合が開催されないとの見通しを示した。一方、選手協会のビリー・ハンター(Billy Hunter)氏は、交渉は1ヶ月から2ヶ月間は再開されない見通しであり、これが現実となればNBAの新シーズンは2012年まで開幕を迎えることは無いだろうとコメントしている。

 開幕の延期が決定されれば、金銭問題によるロックアウトのため2ヶ月以上開幕がずれ込み、レギュラーシーズン50試合のみの開催に終わった1998-99シーズン以来、NBA史上2度目の短縮シーズンを迎えることとなる。(c)AFP

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