【9月1日 AFP】南アフリカのジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)大統領の報道官は8月31日、ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)元大統領(95)が退院したとの一部報道を否定し、反アパルトヘイト(人種隔離政策)活動の象徴として知られた同氏の容体は依然として深刻だが安定していると説明した。

 報道官は声明で、「マンデラ氏は首都プレトリア(Pretoria)の病院に引き続き入院中であり、重篤ながら安定した容体にある」と述べ、複数の報道機関による退院報道を否定。その上で「時折容体が不安定になるものの、(マンデラ氏は)医療行為に反応している」と付け加えた。

 マンデラ氏は6月8日、肺の感染症で入院して以来、ほぼ一貫して予断を許さない容体が続いている。(c)AFP