【7月3日 AFP】内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」創設者のジュリアン・アサンジ(Julian Assange)容疑者が滞在しているロンドン(London)のエクアドル大使館で小型の隠しマイクが発見されていたことを、南米エクアドルのリカルド・パティニョ(Ricardo Patino)外相が3日までに明らかにした。

 外相は記者団に対し、隠しマイクの出どころは3日に公表する見通しと述べ、関係国には説明を求めることになると語った。それ以上の詳細については言及しなかった。

 隠しマイクは、外相の6月16日のロンドン訪問の前に行われた定期検査の際にアナ・アルバン(Ana Alban)大使の執務室で発見されたという。

 パティニョ外相は、米当局による監視プログラムの存在を暴露し、エクアドルに亡命を申請したエドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者をめぐる問題とこの隠しマイクが関連していると暗に訴えているわけではないと述べた。

 ロンドンのエクアドル大使館には、数年前に膨大な米外交公電やイラク・アフガニスタンでの戦争に関する記録を暴露したウィキリークスの代表、アサンジ容疑者がおよそ1年前から滞在している。(c)AFP