【6月18日 AFP】北朝鮮は18日、米政府のインターネット監視プログラムが暴露されたことを受けて、米国を人権侵害の「親玉」だと非難した。

 北朝鮮の機関紙「民主朝鮮(Minju Joson)」に掲載された署名記事は、米国家安全保障局(National Security AgencyNSA)の内部告発者エドワード・スノーデン(Edward Snowden)氏が、NSAが世界規模で行っている監視活動を明らかにしたと述べ「米国が人権侵害の親玉であることを、再度明白に証明するものだ。米国は世界を監視ネットワーク下に置き、人類に対するスパイを行ってきたのだ」と非難した。

 さらに記事は、スノーデン氏の暴露が米国の偽善を暴いたと述べ、米政府は今後、「人権などという神聖な単語」を使う前に自らを省みるべきだと主張した。

 この論調は、16日付の中国国営メディアによる批判と同調している。

 中国の軍機関紙は16日、NSAの監視プログラムを「恐ろしい」と表現し、インターネット監視では米国は「常習犯」だと非難していた。(c)AFP