【4月12日 AFP】女子アイスホッケー大会で米国とカナダどちらのチームが勝つかを賭け、ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官に負けてしまったカナダのジョン・ベアード(John Baird)外相は11日、ケリー長官にカナダ産ビール1ケースを手渡した。

 ベアード外相は「カナダの女子チームは非常に素晴らしいプレーを披露したが、残念ながら米国の友人たちを相手に勝利を成し遂げることはできなかった」と述べながらケリー長官に、カナダ産ビール、モルソン・カナディアン(Molson Canadian)のケースを手渡した。さらに在カナダ米国大使館の職員たちにオンタリオ(Ontario)州バンクリーク・ヒル(Vankleek Hill)産のビール、ボーズ(Beau's)1ケースも贈った。

 両外相が賭けていたのは9日に行われた「女子アイスホッケー世界選手権(International Ice Hockey Federation Women's World Championship)2013」の米国とカナダの1戦で、試合は米国が3-2で勝利した。

 一方、米国産ビール、サミュエル・アダムズ(Samuel Adams)を賭けていたケリー長官は「とてもとても嬉しい。米国チームの勝利に非常に喜んでいるが、偉大なカナダの友人たちと両国の並外れたアスリートたちにも乾杯したい」と応じた。

 両者は11日に英ロンドンで閉幕した主要8カ国(G8)外相会合に出席していた。ビールの贈呈式から数時間後に韓国へ向かおうとしていたケリー長官は、すぐにはビールに手を付けないと約束した。(c)AFP