【1月22日 AFP】職権乱用罪で服役中で新たに終身刑を科される可能性もあるウクライナの野党党首ユリヤ・ティモシェンコ(Yulia Tymoshenko)前首相(52)の娘が21日、「当局は母を殺そうとしている」と非難した。

 同国の検察当局は前週18日、禁錮7年の刑で服役中のティモシェンコ前首相を、1996年に起きた有力政治家殺人事件の容疑者として新たに起訴する方針を明らかにした。この事件で有罪となった場合、前首相には終身刑が科される可能性がある。

 ティモシェンコ前首相が代表のティモシェンコ連合が発表した声明の中で娘のエフゲニヤ(Yevgenia Tymoshenko、32)さんは「今、母に起こっていることは全て1人の人間を破壊するための実験だ。彼らが母を殺したいことは明確だ。わたしの母である、ユリヤ・ティモシェンコを意図的に殺害する行為だ」と強く非難した。

 またビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)大統領と当局に対し「あなた方に何らかの法や規則に従えとは言うつもりもない。なぜならば法律や規則はすでに機能していないからだ。私はただ一つのことだけを要求したい。私の母を殺すなと」と前首相の身の安全を要求した。

 当局がティモシェンコ前首相への圧力を強めているしるしとして、前首相の弁護人を務めるセルギ・ブラセンコ(Sergiy Vlasenko)氏は同日、自分に対する犯罪捜査が開始されたことを明らかにした。議員でもあるブラセンコ氏は3週間以内に自分も逮捕されそうだと語り、また議員としての不逮捕特権も剥奪されるだろうと報道陣を前に述べた。(c)AFP/Zoya ZHMINKO