【12月13日 AFP】藤村修(Osamu Fujimura)官房長官は13日、中国の航空機が尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島、Diaoyu Islands)の領空を侵犯したことを明らかにし、航空自衛隊のF15戦闘機が緊急発進(スクランブル)したと発表した。

 藤村官房長官によると、中国国家海洋局の航空機1機が午前11時すぎに尖閣諸島の領空に侵入した。

 尖閣諸島周辺の海域にはここ2か月以上もの間、中国の海洋監視船が航行を繰り返していたが、日本側が中国による領空侵犯について発表したのは、尖閣諸島の国有化を発表して以降、初めてとなった。

 13日は、日中戦争時、当時中国の首都だった南京(Nanjing)を旧日本軍が占領し起きたとされる「南京事件」から75年にあたる。(c)AFP