【12月2日 AFP】北朝鮮は1日、今月10日から22日の間に人工衛星をロケットで打ち上げると発表した。国営の朝鮮中央通信（Korean Central News Agency、KCNA）が報じた。韓国では数週間後に大統領選挙が控えており、両国の間で緊張が高まっている。

　北朝鮮のロケット打ち上げは、4月に続き、今年2回目。前回の打ち上げは大きく報じられたが、失敗に終わっている。

　米政府は 「非常に挑発的な計画で、地域の不安定化を招くだろう」と警告した。

　韓国・ソウル（Seoul）にある北朝鮮大学院大学（University of North Korean Studies）の梁茂進（ヤン・ムジン、Yang Moo-Jin）教授は、12月17日は金正日（キム・ジョンイル、Kim Jong-Il）総書記の命日で、ロケットの打ち上げは金正恩（キム・ジョンウン、Kim Jong-Un）第1書記の就任1周年記念に合わせたものとの見解を示した。

　今回の北朝鮮の発表は、韓国が独自の衛星打ち上げを予定していたわずか数日後だった。(c)AFP/Giles Hewitt