【11月2日 AFP】民主党のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領と共和党のミット・ロムニー(Mitt Romney)候補は1日、ハリケーンから温帯低気圧になった「サンディ(Sandy)」の影響で中断していた選挙運動を再開した。

 オバマ大統領は激戦州のウィスコンシン(Wisconsin)州で演説した後、ネバダ(Nevada)州に向かった。続いてコロラド(Colorado)州、オハイオ(Ohio)州の順に激戦州を遊説する予定だ。ロムニー候補はバージニア(Virginia)州内の3か所を巡り、最大の強みとする経済政策で支持を訴えた。

 一方、米ニューヨーク(New York)市のマイケル・ブルームバーグ(Michael Bloomberg)市長は1日、オバマ大統領への支持を表明。気候変動に対する取り組みや「サンディ」被災対応は、経済政策での失敗を補って余りあるとの見方を示した。

 また、英経済誌エコノミスト(Economist)も、4年前の前回大統領選の時ほど強く支持はできないとしつつ、ロムニー候補では「資質不足」だとしてオバマ大統領支持を明らかにした。(c)AFP/Ivan Couronne