【7月22日 AFP】マレーシアのナジブ・ラザク(Najib Razak)首相は、シリアの内戦状態が深刻化していることを受け、直ちに現地に在留するマレーシア人を退避させ、大使館を閉鎖する方針を表明した。

 アニファ・アマン(Anifah Aman)外相はシリア全土の治安悪化を背景に、退避実施に向けて同首相に承認を求めていた。

 マレーシア国営ベルナマ通信(Bernama)が21日遅く伝えたところによると、同首相は「シリアの現地情勢を踏まえ、マレーシア大使館は直ちに閉鎖する必要がある」とコメントしたという。

 シリア国内の在留マレーシア人は約140人で、学生や駐在員、近く帰国する大使を含めた外交官5人。(c)AFP