【7月4日 AFP】ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は3日、アフガニスタンに駐留する北大西洋条約機構(NATO)軍への物資輸送ルートを再開することにパキスタンが同意したと発表した。パキスタンは、2011年11月にNATO軍の誤爆で自国兵24人が死亡したことを受けて輸送ルートを閉鎖していた。

 パキスタンのヒナ・ラバーニ・カル(Hina Rabbani Khar)外相との電話会談後に輸送ルートの再開を発表したクリントン国務長官は誤爆で人命が失われたことに遺憾の意を表した。パキスタンはこの件で米国が謝罪することを強硬に求めていた。

 この問題で両国は数か月にわたる厳しい交渉を続けてきた。パキスタンが輸送ルート再開に同意したことで、アフガニスタンにおける米国とNATOの活動を妨げてきた7か月におよぶ両国間の外交的緊張は終わりを迎えた。

 米当局筋によると、対武装勢力作戦でパキスタンが負担した費用を補償するために計画されていたものの両国関係悪化を受けて凍結されていた約11億ドル(約880億円)を米政府は今後パキスタンに支払うという。(c)AFP/Jo Biddle