【1月30日 AFP】ロシアの首都モスクワ(Moscow)で29日、自由な選挙を求め、主催者発表で約3000台の自動車が環状道路を約3時間にわたって周回する抗議デモが行われた。警察側は参加台数を300台と発表している。

「白い輪」と命名されたデモは、ジャーナリストやブロガー、作家、アーティストらが3月4日の大統領選を前に民主的な選挙を求めて設立したソーシャルネットワーキングサイト「Voters League」を通じて組織されたもの。ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相の大統領選出馬を非難し、反プーチン運動のシンボルカラーである白のリボンや風船を取り付けたり雪だるまなどを乗せた車が、クラクションを鳴らしながら延々と走行した。

 デモのため、全長100キロの環状線では大渋滞が発生。一方、通行者の多く、特に高齢者がデモ車両に白いハンカチを振る姿も見られた。

 主催者らは、2月4日にモスクワ中心部でデモを計画しており、少なくとも5万人の参加を見込んでいる。(c)AFP