【10月19日 AFP】野田佳彦(Yoshihiko Noda)首相が18日、訪韓した。両国関係の改善を目指し、19日に李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)大統領と会談する。

 韓国大統領府によると、野田首相は1910~1945年の日本統治時代に朝鮮半島から日本に持ち出された古文書のうち5巻を、韓国に返還するため持参している。首脳会談では竹島(Takeshima、韓国名・独島、Dokdo)の領有権問題や従軍慰安婦問題より両国の協力関係に重点が置かれるよう、雰囲気作りをしておきたいという日本の意向が見て取れる。

 首脳会談では、日韓経済連携協定(EPA)や北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議再開などが話し合われる予定。両国は対北朝鮮政策では一致しているが、竹島の領有権問題では対立したままだ。

 韓国はまた、両国が共有する歴史を日本の教科書が歪めているとして非難している。首脳会談で韓国側は、第二次世界大戦時の従軍慰安婦問題に関連して、賠償を求めたい考えだ。(c)AFP/Simon Martin