【9月28日 AFP】エジプトを暫定統治する軍最高評議会は27日、ホスニ・ムバラク(Hosni Mubarak)前大統領政権の崩壊後初の選挙となる人民議会(国会)選を11月28日から3回に分けて実施すると発表した。中東通信(MENA)が伝えた。

 同評議会のムハンマド・フセイン・タンタウィ(Muhammad Hussein Tantawi)議長が出した布告によると、2回目の選挙は12月14日、3回目は来年1月3日に実施し、新議会は来年3月17日に召集する。

 議会上院にあたる諮問評議会選も来年1月29日から3月11日の間に3回に分けて実施する。

 評議会は選挙法の改正も発表した。それによると、人民議会の3分の2を比例代表制による議席とし、残り3分の1を小選挙区単純多数制による議席とする。小選挙区単純多数制の議席に立候補できるのは無所属の候補者だけ。また、各政党は比例代表名簿に女性候補者を必ず1人は含めなければならない。(c)AFP/Samer al-Atrush