【8月27日 AFP】菅直人（Naoto Kan）首相の後継者を決める民主党（Democratic Party of Japan、DPJ）の代表選が27日に告示された。

　立候補を届け出たのは海江田万里（Banri Kaieda）経済産業相（62）、前原誠司（Seiji Maehara）前外相（49）、野田佳彦（Yoshihiko Noda）財務相（54）、鹿野道彦（Michihiko Kano）農水相（69）、馬淵澄夫（Sumio Mabuchi）前国土交通相（51）の5人。

　週末の選挙演説や討論会を経て、29日に投票資格を持つ民主党所属の国会議員398人の投票で新代表を選出。新代表は翌30日に国会で、直近の5年間で6人目の首相に選出される見通し。

　新首相は、就任直後から東日本大震災の復興、東京電力（TEPCO）福島第1原発の事故処理、円高などの難題に直面することになる。

　5候補のうち世論調査でのトップは前原氏で、野田氏も有力視されていたが、26日夜になって小沢一郎（Ichiro Ozawa）元代表と鳩山由紀夫（Yukio Hatoyama）前首相が支持を表明した海江田氏も有力候補として浮上している。(c)AFP/Shingo Ito