【8月7日 AFP】反体制派の砲撃で負傷し、サウジアラビアの病院で治療を受けていたイエメンのアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領が6日、退院した。サレハ大統領は、しばらくリヤド(Riyadh)にとどまる予定という。サウジアラビア当局者がAFPに語った。

「イエメン大統領は必要な治療を受け、軍病院を午後9時に退院し、回復のために臨時の滞在先に移った」と、匿名を条件に当局者が語った。サレハ大統領がいつまでサウジアラビアに滞在するかについては、同当局者は語らなかった。イエメンでは反体制の民衆蜂起が続いている。

 サレハ大統領は、6月3日の大統領府への砲撃で負傷し、サウジアラビアの病院に入院した。7月7日には、包帯姿で負傷後初めてのテレビ演説も行っていた。(c)AFP