【8月1日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は7月31日夜、議会指導部が、米国の債務不履行(デフォルト)を回避するための合意に達したと発表した。米国がデフォルトに陥れば世界経済に大混乱をもたらしかねなかったが、期限ぎりぎりでの合意となった。

 米ホワイトハウス(White House)で会見したオバマ大統領は、「(民主・共和)両党上下院の指導部が債務削減とデフォルト回避で合意に達した」と述べた。

 米議会上下両院の指導部が、1日に法案の枠組みを議員らに示す予定。その後、法案の採決が行われる。

 オバマ大統領は、「(回避策が)すべて完了したわけではない。両党議員たちには正しい行いをしてほしい。数日内に行われる採決で一票を投じ、この合意案を支持してほしい」と議員に呼び掛けた。

 米国の債務上限引き上げの期限は、現地時間3日午前0時(日本時間3日午後1時)。(c)AFP