【6月20日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領(45)は、20日の英紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)に掲載されたインタビューで、2期目を務める意欲はあるもののウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相(58)とは競いたくないという複雑な心境を明らかにした。

 プーチン首相と同じサンクトペテルブルク(Saint Petersburg)出身のメドベージェフ大統領は「ウラジーミル・プーチンは私の同僚であるとともに古くからの盟友でもあり、政治的な立場も近い。(プーチン氏と競うことを)想像するのは難しい」と述べた。しかしその一方で「政治的競争がなければ、市場経済の基礎が消滅し始めてしまう」と語った。

 この発言には、ロシアには政治的競争が必要だという考えの一方、プーチン氏に対抗して2012年3月に行われる大統領選に出馬すればロシアの発展の妨げになるかもしれないという、複雑なメッセージが込められていそうだ。

 ロシアの次期大統領選まで9か月となっているが、メドベージェフ氏もプーチン氏もいまだ出馬を表明していない。このことによる見通しの不透明感が投資ムードに影響を与えつつあるという批判も財界からは出始めているが、今回のメドベージェフ大統領の発言はいっそう不透明感を強める形になった。(c)AFP/Anna Smolchenko