【9月13日 AFP】(一部更新)東シナ海の尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島)付近で起きた中国のトロール漁船と海上保安庁巡視船との衝突事件で、日本政府は13日、公務執行妨害で逮捕した船長(41)を除く船員14人を中国に帰国させると発表した。

 仙谷由人(Yoshito Sengoku)官房長官は記者会見で、「船員に対する任意の聴取と漁船の実況見分が終わったので留め置く必要がなくなった」と説明。船員14人を同日午後にチャーター機で帰国させ、漁船も中国から代理の船長が到着次第、返還することを明らかにした。

 一方、逮捕した船長については、国内法に基づき引き続き取り調べを行うと述べた。(c)AFP