【9月11日 AFP】中国外務省の姜瑜(Jiang Yu)副報道局長は11日、日中両国が9月中旬に予定していた東シナ海(East China Sea)のガス田開発をめぐる交渉を延期すると発表した。

 7日に東シナ海の尖閣諸島(Senkaku Islands、中国名:釣魚島)付近で中国のトロール漁船を日本の海上保安庁の巡視船に衝突させたとして、公務執行妨害の疑いで逮捕された漁船の船長の10日間の拘置を裁判所が認めたことに対する措置。

 一方、中国の楊潔チ(Yang Jiechi)外相は10日、丹羽宇一郎(Uichiro Niwa)駐中国大使を呼び、漁船の船長と乗組員を無条件に釈放するよう求めた。この問題で丹羽大使が中国側に呼ばれたのは3度目。(c)AFP/Susan Stumme