【2月17日 AFP】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は17日、米国訪問のため、チベット亡命政府があるインド北部ダラムサラ(Dharamshala)を出発した。

 ホワイトハウスでバラク・オバマ(Barack Obama)大統領との会談が予定されているが、大統領報道官は、ダライ・ラマは政治的指導者としてではなく精神的指導者として迎えられ、会談は通常オバマ大統領が外国要人やVIPらと会談する大統領執務室(Oval Office)ではなくマップルーム(Map Room)を使用すると説明している。

 だが、こうした米国側の対応が中国側の怒りを多少でも和らげられるかは不明だ。亡命政府のスポークスマンは、「何より重要なのは、会談が行われるという事実にある」とコメントした。(c)AFP/Giles Hewitt