【2月12日 AFP】(一部更新)ビル・クリントン(Bill Clinton)元米大統領(63)が11日、胸の痛みを訴えて病院に搬送され、心臓手術を受けた。側近のダグラス・バンド(Douglas Band)氏が明らかにした。

 バンド氏がAFPに送った声明によると、クリントン元大統領は同日、胸に不快感をおぼえニューヨーク・プレスビテリアン病院(New York Presbyterian Hospital)に入院し、詰まった冠状動脈を広げるため、ステントと呼ばれるチューブ2個を血管内に埋め込む手術を受けた。クリントン氏は2004年、4か所の心臓バイパス手術を受けている。

 クリントン氏は元気で、今後も財団の仕事と大地震が発生したハイチの支援・復興活動に尽力していく意向だという。クリントン氏は5日、大地震に見舞われたハイチへの支援を進めるため、震災後の同国に2回目の訪問をしたばかりだった。
 
 一方、米国務省当局者によると、妻のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官はホワイトハウス(White House)でバラク・オバマ(Barack Obama)大統領と会談した後、ニューヨークに向かったという。同長官は12日、中東訪問に出発する予定。(c)AFP