【2月9日 AFP】米共和党のサラ・ペイリン(Sarah Palin)前アラスカ(Alaska)州知事が演説用に手のひらに書いたメモ書きの写真がニュースブログサイト「ハッフィントン・ポスト(HuffingtonPost.com)」に掲載され、反ペイリン陣営から冷笑が浴びせられている。

 ペイリン氏は、6日に行われたバラク・オバマ(Barack Obama)大統領の政策に反対する保守派市民連合「ティーパーティー(Tea Party)」の全国大会で演説を行ったが、この時の質疑応答時、手のひらに「エネルギー」「税金」「アメリカ精神を盛り上げる」などの文字が書かれている。「予算削減」とも書かれていたが、「予算」の文字は斜線で消されていた。

 ニュース映像でも、全国大会の質疑応答で、共和党が議会で最もリーダシップを発揮すべき3つの議題を支持者から尋ねられたペイリン氏が、手のひらに目をやりながら答える姿が映っている。

 ハッフィントン・ポストには、ペイリン氏について「こうしたカンニングメモは手の甲に書くべきと知りながら、質疑応答のメモを手のひらに書いていた」「オバマ大統領の演説でのテレプロンプター(原稿表示装置)使用を批判しておきながら、自分は『テレパーマー(手のひら装置)』に頼っている」などと皮肉る意見が投稿されている。(c)AFP


【参考】ハッフィントン・ポストの記事(英語)