【2月2日 AFP】韓国の聯合(Yonhap)ニュースは1日、軍関係者の話として北朝鮮が先月31日に5海域を新たに「航海禁止区域」に設定したと報じた。短距離ミサイルの発射訓練を実施する可能性もあり、韓国では緊張が高まっている。

 今回、新たに「航海禁止区域」に加えられたのは喬桐島(Kyodong island、韓国領)の西方、北朝鮮の平安北道(North Pyongan Province)の鉄山(Chulsan)郡および宣川(Sunchon)郡、咸鏡南道(South Hamkyong Province)金野(Kumya)郡、それぞれの沖合を含む計5海域。期間は先月31日午前7時から2月2日午後8時までとなっている。

 北朝鮮は先週にも、朝鮮半島西岸海域の2か所を2か月間の「航海禁止区域」に設定し、その翌日に冬季軍事訓練の一貫と称して3日間の砲撃訓練を実施。韓国との軍事境界線となっている黄海上の北方限界線(NLL)付近に370発が着弾している。

 また、今回新たに設定した鉄山、宣川、金野沖では、過去に短距離ミサイルの発射実験を実施したことがある。(c)AFP/Jun Kwanwoo