【1月23日 AFP】英国のアラン・ジョンソン(Alan Johnson)内相は22日、「テロの脅威」に対する警戒レベルを引き上げたと発表した。

 同内相はテレビ放送で、英情報局保安部(MI5)内でテロの脅威を分析している統合テロリズム分析センター(Joint Terrorism Analysis CentreJTAC)が、5段階の警戒レベルを、上から3番目の「サブスタンシャル(substantial)」から2番目の「シビア(severe)」に引き上げたと語った。

 同内相は、警戒レベル引き上げはテロ攻撃の可能性が高いことを示しているが、攻撃が切迫していることを示す情報はないと強調した。警戒レベルの引き上げが前月25日に発生した米航空機爆破未遂事件と関連しているか否かについてはコメントを避けた。

 しかし、匿名の米当局者は、米航空機爆破未遂事件との関連を示唆している。また、米国土安全保障省(US Department of Homeland Security)は、英国の警戒レベル引き上げは米国のここ数週間に導入された米国の保安対策に沿って行われたとしている。(c)AFP/Alice Ritchie

【参考】MI5のテロ警戒レベルに関するページ(英語)