【1月10日 AFP】ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領は8日、米軍のP3オライオン(Orion)対潜哨戒機がベネズエラ領空を侵犯し、F16戦闘機2機を発進させたと発表した。

 大統領によると、P3は2度にわたりベネズエラ領空を侵犯した後、カリブ海のオランダ領アンティル諸島(Netherlands Antilles)キュラソー(Curacao)島に戻っていったという。領空侵犯した時間は合計で約30分におよんだ。

 チャベス大統領は「挑発的行為」として米国とオランダを非難したが、米軍は8日に米軍機がベネズエラ領空に入った事実はないと否定している。

 チャベス大統領は先月にも、米国の偵察機がコロンビアからベネズエラ領空に入ったと発表し、今後同様のケースがあれば撃墜する方針を示していた。(c)AFP