【12月8日 AFP】8日に発表された米キニピアック大学(Quinnipiac University)による世論調査によると、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が前週、アフガニスタンへの米軍の3万人増派を発表したことを受け、アフガニスタン戦争とオバマ大統領への支持率が10ポイント近く上昇していることが明らかになった。

 この調査は12月1~6日に米国人2313人を対象に実施されたもので、増派に賛成しているかどうかについては賛成58%、反対37%となった。2011年7月にアフガニスタン撤退を開始することに関しては賛成60%、反対32%となった。

 アフガニスタン戦争全体については賛成57%、反対35%。賛成48%、反対41%だった11月18日の前回調査から賛成が9ポイント上昇した。また、オバマ大統領のアフガニスタン政策については、賛成が7ポイント増の45%となり、反対45%と拮抗した。前回調査では賛成38%、反対49%で否定的な評価を受けていた。

 キニピアック大学のピーター・ブラウン(Peter Brown)氏は、「全国にテレビ中継された、バラク・オバマ大統領によるアフガニスタン政策と増派に関しての演説が功を奏し、少なくとも短期間は、アフガニスタン政策とオバマ大統領の決定について支持が高まった」と語った。(c)AFP