【9月15日 AFP】イランの核開発をめぐる問題で、欧州連合(EU)のハビエル・ソラナ(Javier Solana)共通外交・安全保障上級代表は14日、イランが国連安全保障理事会(UN Security Council)の5常任理事国(英、仏、米、ロ、中)にドイツを加えた6か国との核問題協議を10月1日に行うことで合意したと発表した。

 イランの交渉責任者、サイード・ジャリリ(Saeed Jalili)最高安全保障委員会(Supreme National Security Council、SNSC%%)事務局長が、電話で協議開催に応じたという。

 ソラナ代表の発表をうけ、米国務省のイアン・ケリー(Ian Kelly)報道官は、「6か国が団結姿勢を示すことで、国際社会は核兵器開発の放棄をイランに望んでいると伝え、イランに核開発の透明化を迫る機会が得られる」と述べ、合意を歓迎した。

 6か国は4月、イランに9月末までに協議再開に応じるよう要請。受け入れられない場合には、制裁強化も辞さない姿勢を示していた。(c)AFP/Jay Deshmukh