【7月8日 AFP】8日からイタリア・ラクイラ(L'Aquila)で開催される主要8か国(G8)首脳会議参加のため同国入りしていた中国の胡錦涛(Hu Jintao)国家主席が、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)で発生し150人以上が犠牲になった暴動の状況を勘案し、帰国することを決めた。イタリアのANSA通信が8日、伝えた。

 同通信は在イタリア中国大使館参事官の話として、「新疆ウイグル自治区での混乱悪化を踏まえ、胡錦涛国家主席は日程を繰り上げて帰国し、G8には参加しないことを決めた」と報じた。胡主席は、トスカーナ(Tuscany)州ピサ(Pisa)を訪れているが、同地から北京(Beijing)に戻るという。(c)AFP