【5月10日 AFP】イラン選挙管理委員会のKamran Daneshjoo委員長は10日、6月12日投票のイラン大統領選への立候補の届け出を済ませた候補者が475人に上ったと述べた。

 Daneshjoo委員長は、記者団に対し「立候補の届け出をした者のうち、433人は男性、42人が女性だった」と述べた。

 しかしながら、立候補の届け出を行った人のうち、大統領選への立候補を承認されるのは、一握りの候補者とみられている。

 最高指導者が任命する聖職者6人と、法学者6人の計12人で構成される護憲評議会(Guardians Council)が、これから、届け出を行った人の中から立候補者を選抜する。

 2005年の大統領選では、護憲評議会は、立候補の届け出を行った1014人のうち、わずか8人の候補者しか承認せず、最終的に大統領選に出馬したのは7候補だった。

 今回の大統領選の有力候補は、マフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)現大統領、ミルホセイン・ムサビ(Mir Hossein Mousavi)元首相、メフディ・カルビ(Mehdi Karroubi)元国会議長、モフセン・レザイ(Mohsen Rezai)元革命防衛隊司令官の4人になる。(c)AFP/Farhad Pouladi