【4月18日 AFP】訪米中の安倍晋三(Shinzo Abe)元首相は17日、北朝鮮の核問題をめぐり、状況打開のため米国が北朝鮮と2国間交渉を行う案を支持する考えを示した。

 安倍氏は米有力シンクタンク「ブルッキングス研究所(Brookings Institution)」で行った講演で、核問題と拉致問題の解決が第一だと指摘した上で、これらの問題解決に貢献するのであれば、米朝直接対話という案に日本は反対しないと表明した。

 一方で、北朝鮮の対応には裏表があるとも指摘。北朝鮮に対して「妥協する余地はない」と述べ、被害者全員の帰国を強く求めた。(c)AFP/Shaun Tandon