【4月15日 AFP】イランのマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領は15日、イランの核開発をめぐる国際対立の解決を目指した新提案を間もなく発表すると述べた。

 国営イラン通信(IRNA)によると、アフマディネジャド大統領は南部ケルマン(Kerman)州で演説し、「新提案を準備している。間もなく準備が完了する」と語った。

 また、ファルス(Fars)通信によると、アフマディネジャド大統領は、「(新提案は)P5プラス1に提示する」と語った。P5プラス1は、国連安全保障理事会(UN Security Council)常任理事国の英国、中国、フランス、ロシア、米国の5か国と、ドイツを指す。

「イランは、世界に平和と正義を保証するこの新提案に基づいて、協議を行う」(アフマディネジャド大統領)

 アフマディネジャド大統領によると、この新提案は、イランが2008年5月に提示した提案を改訂したもの。イランは08年5月に、世界的な問題を解決するための包括的な取り組みとして、ウラン濃縮や核燃料製造の国際事業体を設立し、イラン国内にも1か所設置するという案を提案していた。(c)AFP/Jay Deshmukh