【3月9日 AFP】報道各社が9日に発表した世論調査は、野党・民主党(DPJ)の巨額献金問題が拡大する中、麻生太郎(Taro Aso)首相の支持率が依然として民主党の小沢一郎(Ichiro Ozawa)代表に届かない結果となった。

 読売新聞(Yomiuri Shimbun)・共同通信(Kyodo News)・朝日新聞(Asahi Shimbun)の3紙が行った世論調査によると、小沢一郎が「辞任すべき」との回答が過半数を超えた。しかし、それでもなお、麻生氏よりも小沢氏の方が支持されるという結果になった。

 麻生内閣の支持率は、読売新聞の実施した世論調査で17.4%、共同通信で16%、朝日新聞で14%だった。

 一方、小沢氏が「辞任すべき」と回答したのは、共同で61%、朝日で57%、読売で53%となった。

 また、「麻生首相と小沢代表のどちらが首相にふさわしいか」では、読売では小沢氏を挙げた人は35%で麻生氏と回答した人は26%、朝日では32%が小沢氏、22%が麻生氏を挙げた。また、共同では、小沢氏が33.6%で、麻生氏が25.6%となった。(c)AFP