【2月25日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は24日、連邦議会の上下両院合同会議で行った就任後初の施政方針演説で、農業補助金が世界貿易機関(World Trade OrganizationWTO)での交渉の妨げになっているとして、大規模な農業生産者への直接支払いを削減する考えを示した。

 2001年から続いている新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)では、先進国と途上国が農業保護政策で対立し議論が行き詰まることが多い。

 WTOのパスカル・ラミー(Pascal Lamy)事務局長は23日、先進国の農業補助金を70-80%削減する案が検討されていると語った。(c)AFP