【2月8日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は国家安全保障会議(National Security CouncilNSC)の組織を全面的に見直し、米内外での規模と権限を拡大する。ワシントン・ポスト(Washington Post)がジェームズ・ジョーンズ(James Jones)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の話として8日、報じた。

 ジョーンズ補佐官は同紙に対し、オバマ大統領のもとNSCが「大きな変革」をすると述べた。安全保障体制の現状については「われわれを取り巻く状況はこの10年で大きく変化した。一定の条件や基準を満たすために作られた組織の有用性はもはや薄れた」との見方を示した。

 新たなNSCの骨組みはオバマ大統領の指示で今週後半にも示されるという。

 これまで米国の国家安全保障を支えてきたのは歴史的に見て、国防総省、NSC、国務省の一部だった。ジョーンズ補佐官は今後の状況に応じてエネルギー省、商務省、財務省、法執行機関、および司法省麻薬取締局を新たに加える構想があることを明かした。(c)AFP