【1月22日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が21日、異例の「就任宣誓やり直し」をした。前日の就任式典での宣誓で、ジョン・ロバーツ(John Roberts)連邦最高裁長官が憲法に規定された文言の順番を間違えてしまったため。

 2度目の宣誓は、ホワイトハウス(White House)のマップルーム(Map Room)で行われた。ロバーツ長官が「準備はいいですか?」と尋ねると、オバマ大統領は「はい、ゆっくりやりましょう」と答え、25秒掛けて完璧(かんぺき)に宣誓を終えた。

 グレッグ・クレイグ(Greg Craig)大統領顧問(法律担当)は宣誓のやり直しについて、「昨日の就任宣誓は適切に行われたが、宣誓(の文言)は憲法で定められており、十分注意したにもかかわらず1語だけ語順が間違っていたため、やり直すことになった」と説明した。(c)AFP