【1月5日 AFP】中川昭一(Shoichi Nakagawa)財務・金融相は5日、衆参両院の本会議で財政演説を行い、世界の金融資本市場は「100年に1度ともいわれる危機に陥っている」と述べ、「日本経済も輸出や生産が減少し、景気が悪化している」と指摘した。

 麻生太郎(Taro Aso)首相は同日、2008年度第2次補正予算(総額4兆7900億円)を衆院に提出した。また景気刺激策を盛り込んだ2009年度予算案は過去最大規模に膨らむ見込みだ。

 しかし、政府は厳しい国会運営を強いられそうだ。参院で過半数を占める野党・民主党(Democratic Party of JapanDPJ)は早期の解散総選挙を求めて対抗姿勢を強めている。(c)AFP