【12月31日 AFP】ロシアのドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)大統領は30日、大統領任期を4年から6年に延長する憲法修正案に署名した。露政府関係者が明らかにした。

 露政府の広報官はAFPに対し、メドベージェフ大統領が憲法修正案を承認したことを確認した。この憲法修正案は11月初めに発表され、その後、連邦議会と83の地方議会すべてで承認されていた。大統領による署名まで2か月以内という短期間での実現となった。

 専門家の間からは、今回の大統領任期延長はウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相の大統領復帰に道を開くためのものではないかとの憶測が出ている。プーチン首相は5月に大統領を退任しているが、引き続き現政権に大きな影響力を及ぼしているとみられている。(c)AFP