【12月22日 AFP】パキスタン空軍は22日、国内の主要都市数か所の上空に戦闘機を緊急発進させた。前月発生したインド・ムンバイ(Mumbai)の同時襲撃事件による余波で緊張が続くなか、同政府が警戒レベルを強化している一端がうかがえた。

 首都イスラマバード(Islamabad)や軍総司令部があるラワルピンディ(Rawalpindi)、東部の都市ラホール(Lahore)で、低空飛行する戦闘機を目撃しパニックとなった多数の住民からの問い合わせの電話が報道各社に殺到した。

 核保有国であるパキスタンとインドの2国間関係は、武装グループによる襲撃で実行犯9人を含む172人が死亡したムンバイの事件以降、悪化している。(c)AFP