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オバマ次期米大統領、退役軍人長官に日系人指名へ

  • 2008年12月07日 20:20 発信地:ワシントンD.C./米国
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エリック・シンセキ(Eric Shinseki)氏(2003年2月25日撮影、資料写真)。(c)AFP/Stephen JAFFE

【12月7日 AFP】(一部更新、写真追加)バラク・オバマ(Barack Obama)次期米大統領は6日、退役軍人長官に日系人のエリック・シンセキ(Eric Shinseki)元陸軍参謀総長(66)を指名する意向を、米NBCテレビに明らかにした。議会の承認を受ければ、国防総省に次いで最も巨大な政府組織である退役軍人省で、アジア系米国人初の長官となる。

 退役軍人省には現在、イラク、アフガニスタンでの戦闘から帰還した退役兵に適切な支援が行われていないとの批判が各方面から相次いでいる。

 オバマ氏はNBCで収録した人事発表で「帰国した兵士たちに、われわれが払っている敬意を確実に示すことのできる人物として、シンセキ氏が最適任者だと思う」と述べた。

 シンセキ氏はハワイ(Hawaii)出身の日系3世で、ベトナム戦争には2回従軍、戦闘中に足を負傷した。

 米軍内で大将の階級まで昇進した点でも、陸海空軍のうちの1つの最高トップを務めた点でも初のアジア系米国人で、米欧州軍およびボスニア・ヘルツェゴビナ紛争時の北大西洋条約機構(NATO)平和維持軍の司令官も務めた。陸軍参謀総長には99年、ビル・クリントン(Bill Clinton)政権下で任命された。

 シンセキ氏は2003年のイラク戦争開戦前、侵攻には数十万人規模の兵力が必要だと当時のドナルド・ラムズフェルド(Donald Rumsfeld)米国防長官に主張したが、ラムズフェルド氏はこれを取り合わなかった。イラク侵攻作戦の立案には直接関与せず、イラクの首都バグダッド(Baghdad)陥落からまもない2003年6月に早期辞任した。

 オバマ氏はNBCに「シンセキ氏とわたしは2人とも、国のために軍務に就く人びとに対する尊敬の念を共有している。だから、次期政権に加わりたいと、シンセキ氏からは快諾を得た」と述べた。

 米国ベトナム戦争退役軍人会(Vietnam Veterans of America)のジョン・ローワン(John Rowan)全国会長は「期待できる」指名だと述べ、退役軍人とその家族の支援に「必要とされている真の変化をもたらす誠実さと精神力を、シンセキ氏は兼ね備えている」と歓迎した。また「『変化』はタブーだと信じている退役軍人省の役人たちは、周りではすっかり新しいゲームが始まっているのだということを認識するだろう」とも述べた。

 米メディアの報道によると、オバマ氏は旧日本軍による真珠湾攻撃(Pearl Harbor Day)から67年目にあたる7日、地元シカゴ(Chicago)で記者会見し、発表する予定だ。(c)AFP/Carlos Hamann
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