【12月3日 AFP】(写真追加)タイでタクシン元首相派が率いる政権の退陣を求め、首都バンコク(Bangkok)の2空港を8日間にわたって占拠していた反タクシン元首相派の市民団体「民主市民連合(People's Alliance for DemocracyPAD)」が撤収を始めたことを受け、バンコク(スワンナプール)国際空港(Suvarnabhumi Airport)では3日、国際・国内線の運行が少しずつ再開されている。4日には、全面的に再開される見込み。

 午後2時10分(日本時間同午後4時10分)には、307人の乗客を乗せたプーケット(Phuket)発のタイ航空(Thai Airlines)国内便が到着。同航空によると、3日から4日朝にかけて、シドニー(Sydney)、ニューデリー(New Delhi)、成田、フランクフルト(Frankfurt)、ソウル(Seoul)、コペンハーゲン(Copenhagen)行きの国際線6便がバンコク国際空港から出発するという。

 ちなみに3日の午後7時50分(日本時間同午後9時50分)発のシドニー行きの乗客は、バンコク東部のコンベンションセンターに設置された臨時カウンターで搭乗手続きをしなけらばならないという。

 タイ空港公団(Airports of ThailandAOT)のVudhibhandhu Vichairatana代表は、空港は4日には全面的に再開されるとの見方を示している。(c)AFP