【11月7日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は6日、中東和平交渉の年内合意が困難であるとの見通しを発表し、大きな「外交的失望」と受け止められるであろう判断を初めて公式に認めた。

 ダナ・ペリーノ(Dana Perino)大統領報道官は、記者団に対し「今年の初夏以降のイスラエルでの政治的変化」を理由に挙げ、「年内に合意に至るとは考えていない」と述べた。

 ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領は、1月20日の任期満了までの主要な外交目標として、パレスチナ独立国家の樹立と、イスラエルとパレスチナ2国間の平和共存に向けた和平合意の実現を目指してきたが、今回のペリーノ報道官の発表で、わずかに残っていた期待感にも、ついに終止符がうたれることになった。(c)AFP