【10月29日 AFP】アフリカ系初の米大統領を目指す、民主党候補バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員は27日、暗殺の脅威についてはまったく心配していないとし、憎悪犯罪(ヘイトクライム)を起こすようなグループは自らが大統領選に立候補したことで「社会から疎外されていることがわかっただろう」と語った。

 オバマ氏は、米ペンシルベニア(Pennsylvania)州のテレビ局KDKAに対し、「この選挙戦で重要なことは、そのような攻撃を行うグループがどれだけ社会的に疎外されているかがわかったことだろう。それが米国の今の姿ではなく、これからも彼らが受け入れられることはない」と語った。

「わたしが知っているのは、ここにいる人びとは肌の色など気にしないということだ。人びとが関心をもっているは誰が実行力をもっているかだ」

 オバマ氏は、身辺の安全が機にあるかとの質問については、「わたしの身のまわりには、世界で最も素晴らしい男たちがいる――シークレットサービスだ」と語った。

 米当局は27日、アフリカ系米国人の「大量殺害」およびオバマ氏の暗殺を計画していたとして白人2人を逮捕している。(c)AFP