【7月2日 AFP】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は2日、中国の北京(Beijing)で行われているダライ・ラマ14世の特使と中国政府との協議について声明文を発表し、「チベット情勢は危機的」であり、「協議の進展を期待する」と述べた。

 都内で行われた会見で、ダライ・ラマ14世の声明文は読み上げられた。会見には、野党国会議員を含むチベット支援活動活動家など200人近い人びとが集まった。

 ダライ・ラマ14世は、1日に始まった中国政府との協議について、現在を「重要な時期」とした上で、「7度目となる今回の協議での進展を期待する」と述べた。(c)AFP