【7月1日 AFP】欧州各国政府は、ジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領が大統領選の決選投票を強行し再選を決めた問題で、同国に対するさまざまな制裁案を検討している。今月から欧州連合(EU)の議長国を務めるフランスの外務省報道官が1日、明らかにした。

 フランス外務省のEric Chevallier報道官によると、制裁案では、ムガベ大統領側近らに対するビザ発給停止や資産凍結などが検討されているという。

 一方、ムガベ大統領の広報官は、前月30日からエジプト・シャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)で開催されているアフリカ連合(AU)首脳会議で記者団に対し、ジンバブエ情勢に関し欧米各国が語っていることは根拠のないことばかりで、「一千回首をつればいい」と発言した。(c)AFP