【5月25日 AFP】大統領選の結果をめぐり政局不安が続いているジンバブエで、野党「民主変革運動(Movement for Democratic ChangeMDC)」党首のモーガン・ツァンギライ(Morgan Tsvangirai)氏が24日、6月に実施される大統領選の決選投票のため滞在先の南アフリカから6週間ぶりに帰国した。

 暗殺の脅迫を受け、国家反逆罪に問われる恐れもあるとされるツァンギライ氏は、帰国後初となる記者会見にリラックスした様子で臨み、6月27日の決選投票に向けて現職のロバート・ムガベ(Robert Mugabe)氏への対抗姿勢を示した。

 ツァンギライ氏はまた、連立政権は「選択肢にない。実現する方法がない」などと述べ、可能性を否定した。連立政権は一部でムガベ大統領の勇退を促し、さらなる暴動を避けられるとみられている。(c)AFP/Fanuel Jongwe