【4月4日 AFP】米大統領選の民主党候補指名争いで、バラク・オバマ(Barack Obama)上院議員の3月の選挙資金調達額が約4000万ドル(約40億円)に上ることが明らかになった。オバマ議員は、民主党候補指名にむけて、ライバルのヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員に対する優位をさらに強化したかたちとなった。

 オバマ議員は、2月に選挙開始以来最高額の5500万ドル(約56億円)の選挙資金を集めており、今回はそれに次ぐ額となった。また、オバマ陣営の草の根選挙活動によって、21万8000人が献金を行ったという。

 一方、クリントン議員の3月の資金調達額は2000万ドル(約20億円)で、この額は陣営側によると選挙運動期間を通じて2番目の額だとしている。資金調達額で差をつけられたクリトン上院議員だが、次のヤマ場となる4月22日に控えているペンシルベニア(Pennsylvania)州の予備選で勝利すると主張している。(c)AFP/Stephen Collinson