【3月31日 AFP】トルコ憲法裁は31日、与党・公正発展党(Justice and Development PartyAKP)が同国の世俗主義制度を脅かしたとする検察の訴えを受理し、AKPの違憲性を問う審理を命じた。

 憲法裁判事11人が全会一致で14日に提出された訴えを認めたと、Osman Paksut同裁副長官が報道陣に発表した。アブドラ・ギュル(Abdullah Gul)大統領を審理対象に含むべきかどうかについても評決で決定されるという。これにより与党に対する審理が正式に開始されることになった。

 この訴えは上訴裁主任検察官が起こしたもので、イスラム系与党AKPの非合法化や、ギュル大統領やレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相を含む同党幹部71人の政治活動を5年間禁じることなどを求めている。(c)AFP