【3月5日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)がウラン濃縮活動を続けるイランに対して3日に採択した追加制裁決議について、イランのマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領は5日、「法的効力が無い」と非難した。イランのファルス(Fars)通信が同日伝えた。

 アフマディネジャド大統領は閣議後の記者会見で、「イランから見れば、今回の安保理決議は違法だ。法的効力が無く、重要ではない」と述べた。

 安保理は3日、英国とフランスが提出した決議1803を、賛成14、棄権1の圧倒的多数で採択した。英仏両国はイランに強いメッセージを送るため全会一致での採択を目指し、採決を引き延ばしていた。

 安保理決議1803は、ウラン濃縮活動停止までの猶予期間を3か月としている。(c)AFP